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Prof.Ito Seminer

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伊東孝之教授

早稲田大学教授。北海道大学名誉教授。 専門は国際関係論、比較政治学、ポーランドを中心とした東欧地域研究。三重県生まれ。 政治経済学部では現在「比較政治学(比較政治論)」「比較政治演習」「政治学ドイツ語文献研究」を 担当しています。

伊東孝之教授

ゼミ生から見た先生

ご●べいの親父に激似。ひげ。五ヶ国語しゃべれる(らしい)。マイペース。ユニクロ愛用。 折りたたみ自転車。ジム通い。セックス・アピール×。なんだかんだゼミ生想い。

解体・伊東孝之

五期 久保 慶一

教授は非常にインパクトのある方である。頬髭をたくわえたコワモテの風貌。「がはは」という不敵な笑い声。それで東欧研究の第一人者だ、などと紹介されたら、たかだか数年しか勉強していない学生など、へへえと負けをきめこむ以外に道は残されていないんじゃないか、と思ってしまっても無理はない。だから、教授がどんな方かを、比較政治学の授業をきいただけでわかろうとすることなどもとうてい無理な話だ。実際、比較政治学をとった人でも、伊東教授はゼミではどういう感じなんだろうと思っている人は多いのではないだろうか。ここで、そのような伊東教授の表象を解体することができれば幸いである。

伊東教授は、実に酒づきあいの良い教授である。ゼミ後はほぼ毎回食事か飲み会がある。しかも学生に1000円程度しか払わせないで、あと全部払っていただけるのは本当に有り難いことである。酒の場の話題は多岐におよぶ。芸能界ネタからゼミの報告の失敗の弁解までさまざまだ。でも教授はどんなにわからないネタでもくいついてきてくださる、付き合いの良い教授なのである。ただ時々、教授会だ、とか言って飲み会には来られずに帰ることがあり、そのくせ実は教授会ではなくてフィットネスクラブに行っていることがあるのが難か。

付き合いが良いのは酒だけではない。たとえば、教授にメールを送ったときのレスポンスの速さは驚くべきものだと僕は思う。毎日メールをチェックされているだけでなく、だれに対しても迅速にレスを送るのはかなりマメな仕事だ。それを学生に対してもきちんとしてくださるのである。

ゼミ報告の時は、教授は我々学生にさまざまな攻撃を浴びせてくる最大の敵へと一変する。我々は「なんですか」「けしからん」などの武器による伊東教授の攻撃をかわしつつできうれば教授をやっつけんとするのだが、なんせ相手の知識は膨大なので、なかなかこちらから攻撃に移るまでにはいかないのが現状である。教授は相手をやっつけるとちょっとうれしそうにするので、そういう笑みをださせないようにするのが、目下のわたしの戦略だ。

伊東教授のインパクトは、初対面のときから弱まっていくばかりかむしろ学生の間では強まっていく傾向にあるように思われる。特徴が多いので、それらがどんどん強調されていくのである。実際、付き合いが深まれば深まるほどおもしろいことがどんどん出てくるのが伊東教授なのです。